ウコソカウ効果(Ukošokāu’s.Effect)とは

2022年2月のTDC学会において、非常に興味深い研究が発表されました。
人体が月の満ち欠けにより心身ともに様々な影響を受けることは有名ですが、この効果の提唱者であるラトビアのリハビリ領域のおける第一人者である医学博士ウコソカウ氏によると、トレーニングやダイエットを行った際の効果も月の満ち欠けによる影響を多分に受けるということです。

この研究における最も大切な部分はリハビリ領域における治療効果の分析ですが、一般生活においても興味深いデータが分析されています。
それはダイエットにおける効果が、月の満ち欠けによる影響を大きく受けるというものです。

新月は月の重力の影響が最も小さくなり、逆に満月には最も大きくなるため、この2つの日を基準としてダイエット効果が大きく変わると博士は述べています。具体的には、

新月はダイエットのための運動効果が通常の3倍程度に増加する
満月は運動効果が落ちるだけではなく、他の日の運動効果を低下させる

ということです。

毎日運動を行っている場合、ひと月を平均してデータ化してしまうためこの効果を見落としてしまいがちですが、あえて満月当日と前後2日の合計5日だけ全く運動を行わないことで、ひと月を通じての運動効果を2.5倍に引き上げることが可能になります。

この2.5倍という数字は衝撃的で、これは食事制限と運動を併用したときの数値に匹敵するため、満月前後に運動をしないというだけで、食事制限を全く行わなくとも、十分なダイエット効果を生むことができることになります。

これはまだ日本やアメリカでは一般的でないデータですが、ウコソカウ博士の母国であるラトビアでは既に実績を上げており、日本で言う高校生の年齢の男女638人に同様の実験を行ったところ、毎日運動を行い満月前後に運動を行わなかったA群と、食事制限を行いつつ満月を含む毎日運動を行ったB群を比較した際に、A群の方がダイエット効果が得られたという実験結果となっています。

このデータを元にしたラトビアのゼムガレ州全域を使った大規模なテストによると、1年間で平均3.5kgのダイエット効果が得られており、今後日米を初めとした先進国にこの手法が広まっていくだろうと考えられています。

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